《公園内に生息しているその他の鳥類》
かつては、《鳥の島》と呼ばれるほど島には多くの鳥がいたが、巣が頻繁に荒らされたことにより、鳥たちはコロニーから大量に離れて行った。
トビ
アシピトリ目アシピトリス科
学名:Milvus migrans
フランス名:Milan noir
地面の小型の獲物を捕殺する一方、水面の魚を捕らえ、様々な腐肉も食べる。
村に大胆に侵入して食物を盗み、市街地やその周辺では人間のゴミをあさる。ゴミや動物の死骸を好んで食べる。
マドレーヌ諸島国立公園では、断崖に巣を作っている。しばしば、ゴミを用いて巣を作るトビもいる。
ダカールの空を悠然と舞うトビの姿を見ると、筆者は子供の頃見た風景を想い出す。

ハイイロサギ
ペリカン目アオサギ科
学名:Ardea cinerea
フランス名:Héron cendré
長い首、長く尖ったくちばし、長い脚が特徴。
非常に優れた両眼視力を備え、聴覚も発達している。わずかな不信な音にも反応する。
他の鳥は、首をのばしたまま飛翔するが、ハイイロサギは首をS字に折りたたんで飛翔する。
時速45kmで進む。
ほとんどの場合、魚を食べるが、両生類や爬虫類、ネズミなどの哺乳類、鳥、植物を食べる。

ハヤブサ
タカ目ハヤブサ科
学名:Falco peregrinus
フランス名:Faucon pèlerin
世界最速の猛禽類。主に崖に巣を作る。

ミサゴ
タカ目ミサゴ科
学名:Pandon haliaetus
フランス名:Balbuzard pêcheur, Balbuzard fluviatile

肉食性で主に魚類を食べるが、爬虫類、鳥類、貝類を食べることもある。
マドレーヌ諸島国立公園には、常に2対のミサゴが生育しているが、夏には10対になる。
その長い翼をゆったりと羽ばたかせて低空飛行を(ホバリング)をする姿から、アメリカの軍用機「オスプレイ」の名前の由来となった。「オスプレイ」はミサゴの英名。
カンムリヒバリ
スズメ目ヒバリ科
学名:Galerida cristata
フランス名:Cochevis huppé
ひばりの一種
肉食性で、昆虫、特にアリなどを食べる。植物の種子も食べる。

アジサシ
ステルナ属ラリダエ科
学名:Sterna anaethetus
フランス名:Sterne bridée
ユーラシア大陸から来て、マドレーヌ諸島で越冬する渡り鳥。
狙いをつけて水に飛び込んで魚を獲る。
目の延長の白い筋が特徴的。


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