《最近のいち押しの力士》
ラック・ドゥ・ギエール・ドゥ Lac de Guiers 2
1983年12月6日カザマンス生まれ。
本名パスカル・アンスー・シセPape Ansou Cissé
性格は、ひたすら冷静。
エキュリー・ワロ所属。
2004年にデビュー。
パンチ力がある。相手の攻撃の読みが上手い。常に冷静で、相手の動きを観察し、集中力を持って戦う。明晰な試合運びをするが、より攻撃的でより熱い戦いをすることが望まれている。体格と経験をより生かすことが重要と言われている。
グリ・ボルドー Gris Bordeaux
本名イブラヒム・ジョンヌIbrahim Dione
エキュリー・ファス所属。
ムスタファ・ゲイの後継者で《新ファスの虎》と言われている。
2015年5月3日にタイソンと闘い、勝利を収める。
《重量級力士のファイトマネー》
《殴り技を伴う相撲》の力士たちは。《伝統相撲》の力士より、稼ぎが多い。
《殴り技を伴う相撲》のファイトマネーが平均、200万~500万FCFA(40万円~100万円)に対し、《伝統相撲》の力士のファイトマネーは、10万~15万FCFA(約2~3万円)である。これは、入場料が《伝統相撲》の場合、200~500FCFA(約40円~100円)と安いことにもよる。
一方、《殴り技を伴う相撲》の試合の入場料は、一般的に、5,000~10,000FCFA(約1.000円~2.000円)。
競技場の観客数を25.000~30,000人とすると、おおざっぱには、1億FCFA(約2.000万円)の興業収入があることになる。
標準的なクラスの力士のファイトマネーは、40万~50万FCFA(8万~10万円)。
ファイトマネーのうち、力士が所属するエキュリが5%、マネージャーが10%を受け取る。
ファイトマネーは、スポンサーからの資金の他、テレビ局の放送料がある。
マンガⅡとタイソンの試合のファイトマネーは、両力士合わせて6000万FCFA(約1200万円)だった。
1931年7月14日のウスマン・セーヌとババカール・チャウのファイトマネー:勝者は、15.000FCFA(約3,000円)、敗者は、10.000FCFA(約2,000円)。
1940年6月8日の試合:勝者となったファラングは130.000FCFA(約26,000円)を受け取った。
1973年のンバイ・ゲイとロベール・デュフの試合のファイトマネー:100万FCA(約20万円)。
1997年のタイソンとムスタファ・ゲイの試合のファイトマネー:700万FCFA(約140万円)。
1998年のタイソンとトゥバブ・ジョールの試合のファイトマネー:1500万FCFA(約300万円)。
1999年のタイソンとマンガⅡの試合のファイトマネー:3000万FCFA(約600万円)。
2006年のタイソンとエキニの試合のファイトマネー:6000万FCFA(約1200万円)。
2010年のタイソンとエキニの再試合のファイトマネー:1億FCFA(約2000万円)。
2011年のエキニとボンバルディエの試合のファイトマネー:8000万FCFA(約1600万円)。
エキニがデビューから獲得したファイトマネーの合計は、10億FCFA(約2億円)と言われている。
2011年のタイソンとバラ・ゲイⅡの試合のファイトマネー:7500万FCFA(約1500万円)。
タイソンが今まで獲得したファイトマネーの合計は、10億FCFA(約2億円)と言われている。
2020年5月14日の試合のファイトマネー:2億FCFA(約4000万円)に到達している。
バラ・ゲイⅡは今まで、賞品として1億5000万FCFA(約3000万円)の家と5000万FCFA(約1000万円)の車を受け取った。
デビューから獲得したファイトマネーの合計は、5億FCFA(約1億円)と言われている。
ボンバルディは週刊誌《ZENITH》のインタビューにこう答えている:
「1億FCFAのファイトマネーをもらっても出費が多く、注意していないと1.000FCFAしか残らないことがあります。試合の時のバクに参加する従者への謝礼金、食事代、筋トレジムへの支払い、従者やサポーターを競技場に運ぶ車のレンタル代、呪術儀式の準備費用、マラブーへの謝礼金、さらに、力士は入場券の半分を購入しなければならないのです。」
かつては、村のチャンピオンを決めていた素朴な相撲は、今や、大金を生み出す巨大ビジネスに変わっている。
各力士には、マネージャーがいて、ファイトマネー交渉のアドバイスをする顧問弁護士もいる。
力士たちは、選手生命が短いので、彼らを通じて最大限のファイト・マネーを得ようと交渉に熱が入る。
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